« (vol.7 ☆生後しばらく生活を共にされてから、女のお子さんを亡くされた おかあさんへ) | トップページ | (vol.5 ☆生後まもなく、女のお子さんを亡くされた おかあさんへ) »

.「光の中へ」 ~Little Valley ~

             ( スタートボタンのクリックで メロディを聞きながら手紙を読むことができます )

Angel_06 vol.6  生後まもなく、男のお子さんを亡くされた おかあさんへ 

Photo_17

Photo_19 「 ありがとうをおかあさんへ

            ~天国から、愛を込めて~ 」

     ~ おかあさん、ありがとう ~

     僕を宿したと知って 心から喜んでくれた日に・・・

     お腹の中で大切に守り育んでくれたやさしい時間に・・・

     僕と生きていく未来を信じて 

              夢見てくれた日々に・・・

     僕とおかあさん、そしておとうさんと過ごせた思い出は

     何にもましてかえがたく僕の中でキラキラと輝き

     永遠に消えることはない

     僕を受け入れ 愛してくれた日々に

               心からの 、ありがとうを・・・。

< 僕が、おかあさんのお腹に生まれた

              あの日のことをお話しするね >

僕はその時、お空の上にいた。そう、みんなが天国と呼ぶところ・・・。

たくさんの子供たちが無邪気に遊びたわむれながら

やがて地上に生まれでるその日を待っていたんだ。

ある日、神様が現れて 僕にこう言った。

「今度、生まれていくのは君の番だよ。でも君にはね

特別な魂としての役目がある。

それは (命の尊さ=愛) を伝えてくることなんだ。

”命というものがいかに愛しく尊い存在であるか

命を愛する心がいかに人の心をやさしくさせ

その人生を豊かなものへと変えてゆくか・・・

命とは 時に、はかなさを秘めたものであり

だからこそ、大切に守っていかなければならないことを・・・”

だから、とても辛いことだけど、君はおかあさんの

お腹から出てまもなく すぐ又ここへ戻ってこなければならない。

いいかい、それが今回の人生で与えられた君の使命なんだ。

この人生は 君と君のおかあさんとなる人が

愛し愛されるという、この上ない愛の体験をするためにある。

そして、君の両親となる人たちは とても愛ある人たちだから

安心して、勇気をもって行っておいで・・・!             」

そうして、僕は、やがて光そのものとなり

おかあさんのお腹へと宿った・・・。

それからの数ヶ月間、僕はこれまで味わったことがないほど

すばらしい体験をしたんだ。

「ああ、なんて安らかな心地。いつもいつも溢れんばかりの

おかあさんの僕への愛おしみの想いが 僕に降りそそいで・・・」

僕は、満たされていた。すべての瞬間、瞬間において・・・。

僕は、このとき初めて 神様に言われた言葉を

本当の意味で理解することができた。

この地上でしか味わうことのできない

「愛し愛されるという体験」をすることの

すばらしさを・・・。

僕は幸せだった。天国にいた時の何倍も、何十倍もの幸福感で

満ち足りていた。

何しろ、おかあさんはその日常生活のなかで

いつもいつも何より僕のことを最優先に考え

その惜しみない愛を一心に僕へと向けていてくれたから・・・。

僕を妊娠中のおかあさんは、時折ナーバスな気持ちに陥って

不安な想いが心によぎることもあったけど

僕はその大半を愛の光の中で 過ごすことができた。

永遠に続くかのような

   ゆったりとした静かな

  優しい時間の流れのなかで・・・。

そして、僕の身体が少しずつ変化し

おかあさんとのお別れの日が近づいてきた頃

再び神様の言葉が、僕の脳裏に訪れた・・・。

「ああ、僕はもうすぐ おかあさんと別れて

天国に帰らなければならないなんて・・・。

なんて悲しいこと・・・。

おかあさんは、その辛さに耐えることができるだろうか・・・?」

僕はその悲しみの深さを思うと、胸が押しつぶされそうに

心が痛んだんだ。

おかあさんたちが 何より待ち望んでいるだろう

僕のこの世での誕生は

おかあさんたちとの別れを意味していたのだから・・・。

やがて、僕はようやくその日を

僕の中で決断することができた・・・。

長い長い、こんとんの後・・・

~ 僕は再び、光となった ~

僕が初めて目を見開いた時

そこに、とび込んできたものは

心配そうに僕を見つめながらも

やさしくほほ笑んでいた

おかあさんとおとうさんの笑顔だった

僕は、残されたこの世でのほんのわずかな時間を

おかあさんとおとうさんの側で

やさしいまなざしに見守られながら、生きることができた

僕は幸せだった

そして、そのことは

ある日突然、やってきたんだ・・・。

おかあさんたちに 現実を受け止める心の準備を

させる暇もあたえることなく・・・。

僕は突然、まばゆい光に包まれて 次の瞬間

気が付くと 僕は自分の身体から離れてしまっていた

僕を呼ぶおとうさんの声 おかあさんの泣き顔

あわただしく過ぎていった時間

すべてがまるで夢を見ているかのようだった・・・。

僕の心は、いつもと変わらなかったけれど

ただ、おかあさんの深いとまどいと悲しみだけが僕に伝わって

とても苦しかった・・・。

「おかあさん、しっかりして・・・!僕はここにいるんだよ。」

僕はあの時、必死におかあさんの心に呼びかけていた

おかあさんの心はとても混乱していて

そんなおかあさんを見ていることは とても辛かったんだ・・・

それからの数週間というもの、おかあさんの心は僕を失った

深い悲しみで 何度も胸が締め付けられるようだったね・・・。

なんとか自分を支えようと 必死に

一日一日が過ぎていくのを耐えていた、おかあさんの姿が

僕にはとても痛々しく感じられて、本当に辛かった・・・。

僕はそんなおかあさんに寄り添いたくて

何度もおかあさんの心に訴えかけたけど

深すぎる悲しみがじゃまをして

おかあさんに気付いてもらうことはできなかった・・・

そして僕は、再び天国に帰った。

生まれる前の神様との約束を果たし

今回の人生での

最後の使命をやりとげるために・・・。

僕が今、たった一つだけ願うこと。

それは、僕がおかあさんとおとうさんに残していったものが

深い悲しみだけじゃなく

僕と過ごした「やさしい時間を積み重ねたいくつもの日々の思い出」で

あってほしいということ。

今は、つらくて悲しくて

心が引き裂かれんばかりの、おかあさんたちだけれども・・・。

大丈夫!心配しないで・・・。

今のこの悲しみは、終わらない悲しみではないんだから・・・!

~ たとえ、人生に悲しみの季節が

  訪れていたとしても

  

  「希望はいつの日も輝いてるから・・。」

  

  今が暗闇のまっただ中であったとしても

  人生の光はやがてめぐってくる時が

  必ず訪れるから・・・。

  

  どんな人にとっても、人生とはそういうものなんだから・・・。 ~

Photo_3

< 大好きな、おかあさんへ

          そしておとうさんへ >

僕、勝手にお空へ帰ってきてしまってごめんね・・・。

おかあさんとおとうさんを、悲しませる結果になってしまって・・・。

僕、それでもずっと夢見てたんだ

おかあさんのお腹の中にいる間「おかあさんに会いたいな~」って・・・。

「おかあさんって、どんな人だろう?」って

いつもいつも考えてたよ。

僕がおかあさんのお腹に宿ったって知ってから

おかあさん、とてもとても喜んでくれたね。

お腹をさすりながら一杯一杯 僕にお話してくれて

僕のために身体にいい食べ物ばかりを選んで取ってくれたり・・・。

いろんな素敵な所におとうさんと一緒に連れて行ってくれたね。

僕を気遣い いつもお腹をかばっていてくれたおかあさん

僕は 僕がお腹にいるおかあさんの幸福感を

やさしく心地よく、いつの日もひしひしと感じていることができたんだ・・・。

羊水の中で 僕はいつもおかあさんのあたたかいぬくもりと

優しさに包まれて、本当に幸せだった。

だから、おかあさん あまり悲しまないで・・・。

僕は今、天国で神様に抱っこされて 幸せにくらしています。

おかあさんとおとうさんのもとに帰れないことは 

とても残念なことだけど

これからも ずっとずっと、おかあさんとおとうさんのこと

お空から見守っているから・・・!

それと、おかあさん

僕を命がけの思いで産んでくれてありがとう。

辛い苦しいお産を乗り越えてくれて・・・。

どんなにおかあさんが僕のために頑張ってくれたかを

僕はずっと忘れない・・・。

そのおかげで僕、おかあさんに会うことができた。

夢にまで見た おかあさんとおとうさんの顔を見ることができて

大好きなおかあさんの腕の中で そのぬくもりを感じることができて

本当に本当に嬉かったんだからね・・・。

どうかおかあさん、自分を責めたりしないで・・・。

おかあさんの思いやしてきた行動 判断とは

関係のないところで 

すべては 決まっていたことなのだから・・・。

おかあさんと一緒にいられた日々は

ほんの短い時間だったかもしれないけれど

お腹の中では 永遠の今を生きていたんだからね。

僕のこと、一杯一杯愛して可愛がってくれて

ありがとう・・・。

僕は おかあさんの子供に生まれてくることができて

幸せだったよ。

今度、生まれていく時こそは

おかあさんに 終わることのない喜びの日々を与え続けられる

僕でいられたらいいな~と思っているんだ・・・。

Photo

< 最後に・・・ >

おかあさん、ありがとう。

僕がおかあさんのお腹に宿ったその日から

お空に帰ったあの日まで

ずっとずっと おかあさんの僕への深い慈しみと

やさしさを感じていられた幸せな記憶は

永遠に消えることなく

今も僕を優しく包み込んでくれている

だから、おかあさん どうか悲しまないで・・・。

笑って・・・。

泣きたい時には いつでも泣いていいんだよ・・・。

でも、悲しみに押しつぶされないで・・・。

僕はいつまでも おかあさんとおとうさんのこと

お空の上から見守っている・・・。

そうしたいと願った時には いつでもおかあさんたちの側へ

いくことだってできるんだから・・・。

たとえ身体は消えてなくなったとしても

僕という存在の想いは いつまでもどこかであり続ける

僕たちの本来の姿は、けっしてどこかに消えうせてしまうような

そんなものじゃないんだから・・・。

生きているおかあさんたちには 実感することは難しいかも

知れないけれど・・・。

目には見えないけれど、僕は今も存在している

ほら、今も ここに こうして・・・。

おかあさん、

   僕を感じて・・・。

おかあさんとおとうさんが僕を想ってくれる時

僕はいつでもおかあさんたちの心の中で

生き生きと輝き続けることができる

人生のなかで愛し愛された(共に過ごした)魂の絆は

決して断ち切れるものではないんだから・・・。

(たとえ、それがお腹の中でのわずかな日々であったとしても・・・)

僕とおかあさんたちの世界に

おかあさんたちが考えているような境界線はないんだよ!

それをつくってしまっているのは

目に見えるものだけにとらわれすぎてしまう心

生きること、死ぬこと すべて含めて

僕たちの今 生きているこの人生なんだから・・・。

あるのは、時の流れだけ・・・。

僕が ほんの少し先を歩み始めていて

おかあさんたちがその後なんだってこと

                 忘れないでね・・・。

おかあさん、胸に手をあててみて・・・。

            僕は そこにいるから・・・。

僕たちは ずっといっしょ。

          今までも、そしてこれからも・・・。

「 ありがとう。

      おかあさん、おとうさん 」

僕の魂は永遠に生き続ける

      

      おかあさんとおとうさんの心の中で・・・。

                  ~   大好きな おかあさんへ

                          そして、おとうさんへ

                         この空一杯の

                          愛と感謝を込めて   ~

.

.

.

.                                             HOMEへ

                     ページトップへ.

.

.

.

.

.


« (vol.7 ☆生後しばらく生活を共にされてから、女のお子さんを亡くされた おかあさんへ) | トップページ | (vol.5 ☆生後まもなく、女のお子さんを亡くされた おかあさんへ) »

コメント

こんにちは。
ブログへのコメントありがとうございました。
「空からへの手紙」、本当に侑和からもらったようで、
何度読み返しても涙が止まりませんでした。
侑和は私たちの傍にいてくれるのですね。
気づいてあげれない鈍感なママでごめんね。
今はまだ、人生の光は見えないけれど、
泣いてばかりの毎日だけど、
侑和を心配させないように少しずつ、
前を向いて歩いていきたいと思います。

投稿: yuwamama | 2008年8月26日 (火) 13時12分

yuwamamaさんへ

手紙を読んでくださって、ありがとうございました。
心に届けることが出来て・・よかったです。
yuwamamaさんの人生にいつかきっと
再び光がさす日が訪れることを信じています。
今はどんなにかお辛い日々を送ってみえることかと思いますが
自分なりのペースで 侑和くんへの想いを胸に
日々を歩まれていかれることを願っています・・。

投稿: sakusaku_115 | 2008年8月27日 (水) 23時49分

はじめましてm(__)m
私は一週間前に男の子を死産してしまいました。産まれたら死んでしまう我が子を産まなくてはいけない。とても辛い経験でした。お腹で亡くなって出てくると言われていたのにママに抱っこされるまで、がんばって生きててくれたんです。418グラムの小さな小さな息子の温もりは絶対に忘れません。毎日泣いてばかりですが、この手紙を読んでとても温かい気持ちになりました。息子を亡くして初めて温かい気持ちになれたんです。本当にありがとうございますm(__)mこのお手紙は出版されてるのでしょうか?是非ほしいので買いたいです!!今の私にはこの手紙が支えなんです。どうか宜しくお願い致しますm(__)m

投稿: 蓮Mama | 2009年9月 2日 (水) 23時46分

蓮Mamaさんへ

コメント、ありがとうございました。
お腹の中で大切に愛し育まれたお子さんとお別れされて 言葉には言い表せないほどのお辛い経験をされ、深い悲しみと寂しさの中 日々を過ごされてみえることと思います。
手作りの本ですが、作らせていただくことはできますので
よければお申し込み下さいね・・。
http://arigatouwookaasanhe.blog10.fc2.com/blog-category-6.html
お申し込みページです。注意事項をお読みいただき、ページ下部の「フォーム」より、お申し込み下さい。(カテゴリ蘭より、詳しいご案内など見ていただくこともできます) 
また、わかりずらい点などありましたら sakusaku115@gmail.comへいつでもご連絡ください・・☆ 

投稿: sakusaku_115 | 2009年9月 3日 (木) 06時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/522427/10049503

この記事へのトラックバック一覧です: (vol.6 ☆生後まもなく、男のお子さんを亡くされた おかあさんへ):

« (vol.7 ☆生後しばらく生活を共にされてから、女のお子さんを亡くされた おかあさんへ) | トップページ | (vol.5 ☆生後まもなく、女のお子さんを亡くされた おかあさんへ) »